出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…唐以前から存した古い形式にのっとるもので,偶数句で押韻する以外は,平仄(ひようそく)や句数の制約を受けることがなく,自由に思想・感情を表現するのに適している。各句は四言,五言,七言から構成されるが,それらをとりあわせた長短句もある。押韻は一種の韻を全編にわたって用いることもあるが,長い詩では途中で換韻することも珍しくない。…
…〈漢文,唐詩,宋詞,元曲〉といわれるように,詞は宋代をもって様式を完成し,この時代の特有な文学としての位置をしめる。詞というほかにいろいろな呼び方があり,詩余,曲子詞,長短句,塡詞,近体楽府(がふ)などともいう。
[形式]
韻文としての詞の形式(句法,押韻法,韻律など)は楽曲に規定される。…
※「長短句」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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