精選版 日本国語大辞典 「長箱」の意味・読み・例文・類語 なが‐ばこ【長箱】 〘 名詞 〙① 三味線をつなぎ棹でなく、長いまま入れる一メートルほどの箱。主として遊里で用いられる。[初出の実例]「オットあぶねえ長箱(ナガバコ)の、さきへ二上り桟橋や」(出典:清元・賑民寿万歳(卯の花)(1831))② 汽車のこと、また、列車乗客専門のすりをいう、盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧(1915)〕[初出の実例]「ながいながいナガバコ(汽車)の旅を」(出典:いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例