日本歴史地名大系 「長表遺跡」の解説 長表遺跡ながおもていせき 新潟県:南魚沼郡六日町小栗山村長表遺跡[現在地名]六日町小栗山 長表魚沼丘陵上(うえ)ノ原(はら)段丘の東側山脚にある。標高一七五メートル、湧水地で沢をなす。通称菅(すげ)ノ平(たいら)とよぶ。昭和四九年(一九七四)の発掘調査によって土師器・須恵器・木器が大量に出土したが、住居跡は確認されず、山麓の地滑りなどによる流出性の強い遺跡であった。土器のうち墨書土器六八点が検出され、文字中「弓公」が一五組、厨・田尻などに読めるものと解読できない文字は一一種類にも及ぶ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by