地滑り(読み)ジスベリ

精選版 日本国語大辞典 「地滑り」の意味・読み・例文・類語

じ‐すべりヂ‥【地滑・地辷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 斜面上の土地の表層部がある面に沿ってしだいにすべり移動する現象。長雨や雪解けのときのように多量に地下水を含んだ軟弱な地層に起こりやすい。地学では、一日センチメートル単位で移動するものをさし、それよりゆるやかな震引(ないびき)や、急激な山くずれ、崖くずれと区別している。〔英和和英地学字彙(1914)〕
    1. [初出の実例]「あれももとのは地滑りにおうて、やられたんども」(出典:月山(1974)〈森敦〉)
  3. 物事のなりゆきや人の境遇などが急激に大きく変動すること。
    1. [初出の実例]「終戦時の地すべりで一度に家運が傾き」(出典:帰郷(1948)〈大仏次郎〉牡丹の家)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む