20世紀日本人名事典 「長谷川久一」の解説
長谷川 久一
ハセガワ キュウイチ
大正・昭和期の内務官僚 東京府知事。
- 生年
- 明治17(1884)年1月
- 没年
- 昭和20(1945)年
- 出生地
- 岡山県川上郡吹屋村(現・成羽町)
- 出身地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 東京帝大法科大学政治学科〔明治40年〕卒
- 経歴
- 吹屋鉱山勤務の三菱社員・長谷川芳之助(のちに代議士)の長男に生まれる。4歳の時、父の転勤で上京。明治40年高等文官試験に合格し、41年内務省に入り約2年間、欧米に留学。帰国後、三重県警察部長、千葉県警察部長、警視庁保安部長、岐阜県内務部長、内務省土木局長などを経て、石川・和歌山・長崎・静岡の各県知事を歴任。昭和6年東京府知事に就任する。1ケ月後の7年1月桜田門事件で辞職した長延連に代わり警視総監に抜擢されたが、半月ほどで辞任し、のち東京政治学校学監などを務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報