精選版 日本国語大辞典 「門名」の意味・読み・例文・類語 かど‐な【門名】 〘 名詞 〙 江戸時代、名字を許されなかった百姓の家を相互に区別するために生じた通称。その家のあり場所や、職業、血縁関係などによって生じた点が、商家の自主的につけた屋号と異なる。[初出の実例]「組中に頭分と紛敷門名相用候者有レ之ば相除可レ申事」(出典:茜部村掟(美濃)‐寛政四年(1792)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の門名の言及 【屋号】より …家を特定するために付けられた呼称。イエナ(家名),カドナ(門名),コナ(戸名)などともいう。名字は家々の系譜関係に基づいて付けられるので複数の家が同じものを名のることが多く,また近世には農民は名字を公的に使用することができなかったので,家を示すのに屋号が日常的に用いられた。… ※「門名」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by