日本歴史地名大系 「門東町」の解説 門東町もんとうまち 山形県:米沢市米沢城下門東町[現在地名]米沢市門東町一―三丁目・中央(ちゆうおう)一丁目・城南(じようなん)一―二丁目東堀端片(ひがしほりばたかた)町の東にある上級家臣屋敷町。米沢城二の丸東の大手門を出ると大手馬出しと称される広場で、これに接続して南北に延びる道の両側町。慶長六年(一六〇一)上杉氏が米沢に入部した後、同一四年までに行われた城下再編成により形成された。当町は町人町の大(おお)町が三の丸外に移された跡地に成立したといわれる。大手門を固める重要な地であったので、侍組の重臣屋敷と藩の役所が配備された。役所は御政事所とも称し、宝暦六年(一七五六)から二の丸内にあったが、天明二年(一七八二)大手門右脇の地に移建された(三重年表)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by