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命日 めいにち

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

命日
めいにち

仏教用語。毎月の故人の死んだ日と同日をいう。また毎年の同月同日を祥月 (しょうつき) 命日という。儒教の小祥,大祥の風習に由来し,読経,法要などをして死者の追福を祈る儀礼を行う。

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デジタル大辞泉の解説

めい‐にち【命日】

故人が亡くなった日にあたる、毎月または毎年のその日。忌日(きにち)。「祥月命日」→忌日[補説]

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世界大百科事典 第2版の解説

めいにち【命日】

故人の死んだ日にあたる毎月,毎年のその日のこと。忌日(きにち)ともいう。七七日の仏事以後は,月忌,一周忌,三回忌,七回忌,十三回忌など弔い上げにいたるまでの仏事はこの命日が選ばれた。《康富記》の文安4年(1447)4月の条に〈御命日〉の供養とあり,また《日本永代蔵》にも〈命日を弔ひ慈悲善根をなし〉とあり,室町時代ころから命日の語が使用されていた。それまでは忌日の方が一般的であった。祥月(しょうつき)年忌田中 久夫

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大辞林 第三版の解説

めいにち【命日】

故人の死んだ日に当たる日。毎月のその日、あるいは毎年のその日。忌日きにち

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

命日
めいにち

故人の死亡した日をいう。忌(き)(諱)日(にち)といい、忌辰(きしん)、不楽日(ふぎょうにち)、遠日(おんにち)などともいう。月々に巡ってくる命日を月忌(がっき)、年に一度巡ってくる正忌日(しょうきにち)を祥月(しょうつき)命日という。『栄花(えいが)物語』にもうかがえるように、祥月命日の仏事はすでに11世紀には貴族の間で行われていたが、月忌とともに庶民間に一般化されるのは15世紀以降とされている。祥月命日のうちで特定の年の命日に営まれる仏事は年忌(ねんき)ないし年回(ねんかい)という。中国において、インド古来の習俗を展開させた、死後七日ごと四十九日までの中陰(ちゅういん)に、儒礼に基づく百か日、一周忌、三回忌を加えた十仏事が成立した。日本に入ってから、十仏事に七回忌、十三回忌、三十三回忌を加えた十三仏事が12世紀から14世紀にかけて一般化された。さらに十七回忌、二十五回忌を加えた十五仏事が生じるのは16世紀以降のことである。十三仏事にそれぞれ本尊仏を配当した十三仏信仰は、とくに密教系宗派では故人を成仏(じょうぶつ)に導く仏として命日に十三仏曼荼羅(まんだら)の掛軸をかけて回向(えこう)する習俗を生んでいる。また、このような年忌供養(くよう)を一定の年限をもって打ち切る習俗が全国的にみられる。弔(とむら)い上げ、問い上げ、問い切りなどとよび、多くの場合三十三回忌を最終年忌とするが、五十回忌とする地方も多い。最終年忌には梢付塔婆(うれつきとうば)とか杉塔婆という葉のついた生木の塔婆を立てる。この塔婆を伝わってホトケがカミになるという信仰がみられる。死者の霊魂は、年忌の供養、盆・彼岸の供養を子孫から受けて、年数を経るごとに穢(けが)れを薄くし、しだいに清まった霊魂に昇華し、最終年忌で祖先神に合体するという日本固有の霊魂観を基盤にして年忌は展開したといえる。なお五十回忌以後、50年ごとの年忌は遠忌(おんき)というが、一般化されることなく、祖師忌に限って営まれている。[藤井正雄]
『藤井正雄編『仏教儀礼辞典』(1977・東京堂出版) ▽藤井正雄編著『仏教の儀礼』(1983・東京書籍)』

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