閑素(読み)カンソ

デジタル大辞泉 「閑素」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【閑素】

[名・形動ナリ]平穏で質素な暮らしをすること。また、そのさま。
伊賀の古郷に庵を構へ、爰にてしばしの―をうかがひ給ふに」〈枯尾華

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精選版 日本国語大辞典 「閑素」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【閑素】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 心静かに質素な暮らしをしていること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「外彌扇龔黄之風。内何憂閑素之日乎」(出典本朝文粋(1060頃)六・申受領状〈藤原倫寧〉)
    2. [その他の文献]〔魏志‐袁渙伝〕

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普及版 字通 「閑素」の読み・字形・画数・意味

【閑素】かんそ

ものしずかでかざらない。〔三国志、魏、袁渙伝〕渙の子侃、亦た粹閑素にして、の風り。郡守書に位す。

字通「閑」の項目を見る

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