化学辞典 第2版 「間接脱硫法」の解説
間接脱硫法
カンセツダツリュウホウ
indirect desulfurization
重油の水素化脱硫法で,常圧蒸留残油をいったん減圧蒸留して,留出する減圧軽油と残油のアスファルト分(減圧残油)に分け,前者を通常の方法で水素化脱硫したのち,後者と混合して低硫黄重油を製造する方法.直接脱硫法に比べて脱硫効果が低いが,灯・軽油の水素化脱硫とまったく同様の操作が利用でき,触媒寿命が長い利点がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報