デジタル大辞泉 「間直し」の意味・読み・例文・類語 まん‐なおし〔‐なほし〕【▽間直し】 1 不運を直して幸運にしようとする行い。縁起直し。験げん直し。2 不漁が続いたときに行う縁起直しのための行事。神社にこもったり盛大な酒宴をしたりする。験げん直し。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「間直し」の意味・わかりやすい解説 間直しまんなおし 不漁続きのとき豊漁を取り戻すことを願って行われる行事。シアワセナオシ、ゲンナオシなどともいい、「マン」とは「ゲン」と同じで幸運の意。普通は1日漁を休んで氏神に御籠(おこも)りしたり酒盛りをする程度だが、木造船の場合は船を陸にあげて、船体に付着した船虫や貝、海藻類を除去したり、その防除のために船底を焼く作業を行い、船を海におろしたあと船上や船主の家で酒盛りをする地方もある。[野口武徳] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例