関口柔心(読み)せきぐちじゅうしん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「関口柔心」の意味・わかりやすい解説

関口柔心
せきぐちじゅうしん
(1598―1670)

近世初期の柔術家、関口新心(しんしん)流の祖。家譜によれば、生国駿河(するが)、通称弥六右衛門(やろくえもん)、名は氏心(うじむね)、隠居して柔心と号す。父はもと今川の家臣、関口外記(げき)氏幸(うじゆき)。若年のころより刀槍(とうそう)の術を好んだ。諸国を歴遊し、長崎に至り、中国の拳法(けんぽう)・捕縛(ほばく)の術を学び、受身の術をくふうして名人といわれた。のち紀州藩に召し出され柔術および居合の一流をたて殷の湯王(とうおう)の湯盤(とうばん)の銘にいう日々新の語をとり新心流と称した。

[渡邉一郎]

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