関根只誠(読み)せきね しせい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関根只誠」の解説

関根只誠 せきね-しせい

1825-1893 江戸後期-明治時代の演劇研究家。
文政8年生まれ。幕府の魚御用達(ごようたし)をつとめる。読書をこのみ,おおくの珍書収集,演劇通で劇神仙と称されひろく知られた。没後編著「名人忌辰録(きしんろく)」「演劇叢話(そうわ)」「戯場年表」などが刊行された。明治26年4月18日死去。69歳。江戸出身。名は正亮。通称は松屋七兵衛。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の関根只誠の言及

【芝居囃子日記】より

…(1)11世杵屋(きねや)勘五郎の写本(亡失)が3世杵屋六四郎に伝えられたものを町田嘉章が1924年に筆写した町田本。(2)関根只誠が《戯場年表》《歌舞伎道成寺考》に引用したもの(原本は伝存せず)。(1)と(2)のあいだには本文の異同がある。…

※「関根只誠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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