閻魔の帳に付く(読み)えんまのちょうにつく

精選版 日本国語大辞典 「閻魔の帳に付く」の意味・読み・例文・類語

えんま【閻魔】 の =帳(ちょう)[=帳面(ちょうめん)]に付(つ)

  1. 閻魔王帳面に、その人間生前の罪が記録される。転じて、あの世のものとなる。死ぬ。
    1. [初出の実例]「引落したる罪科(つみとが)閻魔の帳に付られて、火の車にて向へられ」(出典浄瑠璃八百屋お七(1731頃か)中)

閻魔の帳に付くの補助注記

俚言集覧」では「閻魔の庁に就く」を正しいとしている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 ツミ 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android