闇討(読み)やみうち

精選版 日本国語大辞典 「闇討」の意味・読み・例文・類語

やみ‐うち【闇討】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 暗闇に乗じて人をうち殺すこと。闇に紛れて人を殺害すること。暗殺。〔江談抄(1111頃)〕
    1. [初出の実例]「五節豊明の節会の夜、忠盛を闇打にせむとぞ擬せられける」(出典:平家物語(13C前)一)
  3. 理由もなく殺すこと。
    1. [初出の実例]「親心の闇討に、現(うつつ)なきわが子を夢となしにけり」(出典:大観本謡曲・仲光(1552頃))
  4. 不意打ちをくわすこと。不意を襲うこと。
    1. [初出の実例]「然るを不思議千万にも、又不埒千万にも、露人は我此行動を以て不意の暗打とし」(出典:東京朝日新聞‐明治三七年(1904)一二月三一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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