デジタル大辞泉 「闇龗」の意味・読み・例文・類語 くら‐おかみ【▽闇×龗】 《「くら」は谷、「おかみ」は竜神の意》記紀神話で、高龗たかおかみとともに水をつかさどる竜神。京都の貴船きぶね神社奥宮の祭神。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「闇龗」の意味・読み・例文・類語 くら‐おかみ【闇龗】 ( 「くら」は谷、「おかみ」は雨や雪をつかさどる蛇身の神の意 ) 記紀に見える谷間の水の神。伊邪那岐命が火の神迦具土(かぐつち)を斬ったとき、その剣(つるぎ)の柄(つか)からしたたる血が化して生まれたとされる。くらおかみの神。[初出の実例]「復劔の頭(たかみ)より垂(したた)る血、激越(そそ)きて神と為る。号けて闇龗(クラヲカミ)と曰す」(出典:日本書紀(720)神代上(兼方本訓)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例