闇龗(読み)クラオカミ

デジタル大辞泉 「闇龗」の意味・読み・例文・類語

くら‐おかみ【×龗】

《「くら」は谷、「おかみ」は竜神の意》記紀神話で、高龗たかおかみとともに水をつかさどる竜神。京都貴船きぶね神社奥宮の祭神

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「闇龗」の意味・読み・例文・類語

くら‐おかみ【闇龗】

(「くら」は谷、「おかみ」は雨や雪をつかさどる蛇身の神の意) 記紀に見える谷間の水の神。伊邪那岐命が火の神迦具土(かぐつち)を斬ったとき、その剣(つるぎ)の柄(つか)からしたたる血が化して生まれたとされる。くらおかみの神。
書紀(720)神代上(兼方本訓)「復劔の頭(たかみ)より垂(したた)る血、激越(そそ)きて神と為る。号けて闇龗(クラヲカミ)と曰す」

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