闖入者(読み)ちんにゅうしゃ

精選版 日本国語大辞典 「闖入者」の意味・読み・例文・類語

ちんにゅう‐しゃ チンニフ‥【闖入者】

〘名〙 ことわりもなく、突然に入り込んでくる人。闖入する人。
権記‐長保二年(1000)一一月一九日「大蔵卿禁闖入者在坤戸下制之」
※卍(1928‐30)〈谷崎潤一郎〉七「『寝室の闖入者』だの『家庭破壊者』だのと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「闖入者」の意味・読み・例文・類語

ちんにゅうしゃ〔チンニフシヤ〕【闖入者】

安部公房短編小説。昭和26年(1951)、雑誌新潮」に掲載。昭和42年(1967)の戯曲友達」の下敷きとなった作品で、突然おしかけてきた見知らぬ9人家族に家を占拠されてしまう男の物語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android