防ぎ(読み)フセギ

デジタル大辞泉 「防ぎ」の意味・読み・例文・類語

ふせぎ【防ぎ/×禦ぎ/拒ぎ】

《古くは「ふせき」》ふせぐこと。また、そのためのもの。「しし―」
紙子かみこ一衣いちえは夜の―」〈奥の細道

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精選版 日本国語大辞典 「防ぎ」の意味・読み・例文・類語

ふせぎ【防・禦・拒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「ふせぐ(防)」の連用形名詞化。古くは「ふせき」 )
  2. ふせぐこと。また、そのための具。
    1. [初出の実例]「避城(へさし)西北は帯(お)ふるに古連旦涇の水を以てし東南、深埿巨堰の防(フセキ)に拠(よ)れり」(出典日本書紀(720)天智元年一二月(北野本訓))
  3. 護衛のために雇っておく男。用心棒をいう。
    1. [初出の実例]「ぼんおどりふせぎと見へて男の子」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和六(1769)天二)

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