防しわ性(読み)ボウシワセイ

化学辞典 第2版 「防しわ性」の解説

防しわ性
ボウシワセイ
crease resistance

織物などのしわになりにくさをいう.織物を構成している繊維の,しわになったときに与えられたひずみからの弾性回復性におもに支配される.そのほか織物組織,糸の構成様式がしわをつけられた際に繊維のひずみ量を規定する因子として重要である.セルロース系織物は防しわ性が悪いが,回復性のよいポリエステル繊維を混紡すると大きく改善される.混紡,混織のほか,樹脂加工による改善も行われる.防しわ性は一定時間,一定荷重で布にしわを与えておいて,それの回復の程度で表示する形式が多い.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む