阿媽港(読み)アマコウ

デジタル大辞泉 「阿媽港」の意味・読み・例文・類語

あまこう〔アマカウ〕【阿媽港/亜媽港】

天川あまかわ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「阿媽港」の意味・読み・例文・類語

アマカワ【阿媽港・亜媽港・天川かは】

  1. [ 1 ] 中国にあるポルトガル領マカオ澳門)の古称室町時代、ポルトガル人がここで貿易をはじめ、長崎と交通した。アマコウ。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( 多く「アマカワの玉」の形で ) マカオから渡来した上質の大珊瑚珠(さんごじゅ)。アマカワ珊瑚珠。アマコウ。
    1. [初出の実例]「長崎通ひの商人より調置(ととのへをき)し、天川(アマかは)の玉ひとつ有」(出典浮世草子好色二代男(1684)五)

アマコウ【阿媽港・亜媽港】

  1. [ 1 ]アマカワ(阿媽港)[ 一 ]
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙アマカワ(阿媽港)[ 二 ]

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世界大百科事典(旧版)内の阿媽港の言及

【マカオ】より

…明代には濠鏡澳といい,清代になって澳門の名が用いられるようになった。南面の前記2島が門のような位置にあるところから生じた地名ともいい,また南部海辺に有名な媽祖廟のあるところから阿媽港,媽港といわれるようになったともいう。日本では近世初頭以来,天川(あまかわ)の名でよばれていた。…

※「阿媽港」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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