コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

阿弭古 あびこ

世界大百科事典 第2版の解説

あびこ【阿弭古】

日本古代の(かばね)の一つ。阿比古我孫,吾孫とも表記され,古くは朝廷内部に関係する職掌名であったものが,姓となり,また氏名にもなっている。《日本書紀》仁徳43年9月条に〈依網屯倉(よさみのみやけ)の阿弭古〉とみえる例からすると,畿内に置かれた屯倉(みやけ)のように朝廷と深い関係にある地方官に任ぜられる場合もあったともいわれている。阿弭古の語義は諸説あるが,りっぱな男子の意であるヒコ(比古,彦)に親しみをあらわす接頭語ア(吾,我)を冠したものか。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

阿弭古の関連キーワード百舌鳥野

今日のキーワード

コペルニクス的転回

カントが自己の認識論上の立場を表わすのに用いた言葉。これまで,われわれの認識は対象に依拠すると考えられていたが,カントはこの考え方を逆転させて,対象の認識はわれわれの主観の構成によって初めて可能になる...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android