阿摩羅識(読み)あまらしき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「阿摩羅識」の意味・わかりやすい解説

阿摩羅識
あまらしき

仏教用語。サンスクリット語 amala-vijñānaの音写。無垢識 (むくしき) ,清浄識 (しょうじょうしき) と訳される。清浄なる究極の精神作用。唯識説では,対象を弁別して知る働きを識といい,眼,耳,鼻,舌,身,意の6つの識と,思量の働きをする末那識 (まなしき) ,存在を成立せしめる可能力から成る阿頼耶識 (あらやしき) の8種類の識を立てる。末那識は阿頼耶識に依存して成立するが,後者に対して我執を起す。しかし修行によって阿頼耶識は一変して清浄なものとなる。これを阿摩羅識という。真諦の流れをくむ摂論 (しょうろん) 宗はこれを独立の識と考えて9種の識を立てるが,玄奘の有相 (うそう) 唯識派では,阿摩羅識は阿頼耶識の清浄無垢な側面であるとして独立の識とは考えない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 野生児

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む