阿方村(読み)あがたむら

日本歴史地名大系 「阿方村」の解説

阿方村
あがたむら

[現在地名]今治市阿方

あがた村とも書く。現今治市の北西部、近見ちかみ山の山麓から丘陵端に広がる村。北は延喜えんぎ村、西は神宮かんのみや村・矢田やた村、南は山路やまじ村、東は日吉ひよし村に接する。村の中央を本川が南流し、あさ川に注ぐ。東部の阿方貝塚は弥生前期の遺跡として知られる。村名の阿方は「和名抄野間のま郡の英多あがた郷を継承する。もとは阿方村と称したが、のち山路矢田二村を分けて県村とした。明治四年(一八七一)三村を合わせて阿方村となり、同一三年、再び三村に分け県村とした(伊予国野間郡地誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android