日本歴史地名大系 「阿知須浦」の解説 阿知須浦あじすうら 山口県:吉敷郡阿知須町阿知須浦[現在地名]阿知須町 飛石(とびいし)・砂郷(すなごう)付近現阿知須町の中心で、山口湾に面する。文化元年(一八〇四)に井関(いせき)村のうち浦部分を割いてできた村で、「注進案」に「地下弁理の為メ井関村の内五給を引分て阿知須浦へ小都合立被仰付、夫より井関惣給と申候」とあり、阿知須の地名についても「当浦に長六百間、幅壱間半の洲ありて海中に出づ、此洲に小鴨の群れ遊ぶ事常なれば浦を阿知須といひ、地方を鴨生原と称する由古老の申伝に御座候」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報