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阿育王寺 あいくおうじ

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世界の観光地名がわかる事典の解説

あいくおうじ【阿育王寺】

中国の浙江(せっこう)省、寧波(ニンポー)の市街から約16kmの距離に位置する、阿育王山の麓にある寺院で、舎利宝塔(しゃりほうとう)で有名な中国禅宗五山の一つ。創建は、西晋の時代の西暦282年。紀元前3世紀、インド・マウリヤ朝の第3代アショーカ王(阿育王)の時代、世界各地に8400あまりの仏舎利塔(釈迦の遺骨を分骨して納めた塔)が建設されたといわれている。そのうち19の塔が中国に建てられたが、この阿育王寺の舎利塔が中国で現存する唯一の仏舎利塔とされている。奈良時代に日本に帰化した唐の高僧鑑真もこの寺を訪れたとされ、曹洞宗の開祖・道元など日本の禅僧ゆかりの寺でもある。

出典|講談社
(C)Kodansha.
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世界大百科事典内の阿育王寺の言及

【ウナギ(鰻)】より

…【佐野 賢治】 中国では明の李時珍の《本草綱目》巻四十四鱗部魚類にあげられる〈鰻魚(ばんれいぎよ)〉が,いわゆるウナギを指すらしいが,別にウナギに似た中国特産の〈鱓魚(せんぎよ)〉,もしくは〈鱔魚(ぜんぎよ)〉がいて,〈鰻〉と〈鱓,鱔〉は文字表記のうえでも混同されている。魚類を神聖視する民間信仰は,ほとんど世界に共通するが,中国では,寧波(ニンポー)の阿育王寺をはじめとして,江蘇,浙江を中心とする各地に〈鰻井〉〈霊鰻井〉のあったことが伝えられる。その井戸には神聖なウナギが住み,姿を現すと水害,干害が起きるとか,日照りに祈れば雨を降らせると信じられたが,これはウナギの形状から水神の総帥である〈竜〉が連想され,あるいはウナギをその化身とみたことに由来しよう。…

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