阿菩大神(読み)アボノオオカミ

デジタル大辞泉 「阿菩大神」の意味・読み・例文・類語

あぼ‐の‐おおかみ〔‐おほかみ〕【阿菩大神】

大和三山争いを仲裁するために出雲から出かけたという神。途中播磨はりま揖保いいぼ郡上岡の里で争いの終わったことを聞き、この地に鎮座。伊保大明神。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「阿菩大神」の意味・読み・例文・類語

あぼ‐の‐おおかみ‥おほかみ【阿菩大神】

  1. 出雲神話系の神。出雲国式内社伊佐賀神社の祭神。「播磨風土記」に、大和の畝火・香具・耳梨三山の争いを見にくる途中、播磨国揖保(いいぼ)郡上岡の里に鎮座したという話がみえる。伊保大明神。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android