阿部正武(読み)あべ まさたけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿部正武」の解説

阿部正武 あべ-まさたけ

1649-1704 江戸時代前期の大名
慶安2年6月15日生まれ。阿部正能(まさよし)の長男。父の跡をつぎ,延宝5年武蔵(むさし)忍(おし)藩(埼玉県)藩主阿部家3代となる。奏者番兼寺社奉行をへて,延宝9年老中となる。また「武徳大成記」30巻の編修を惣奉行として推進した。将軍徳川綱吉の信任あつく2回加増され,10万石を領した。宝永元年9月17日死去。56歳。

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367日誕生日大事典 「阿部正武」の解説

阿部正武 (あべまさたけ)

生年月日:1649年6月15日
江戸時代前期;中期の大名
1704年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の阿部正武の言及

【忍藩】より

…武蔵国埼玉郡に藩庁を置いた譜代中藩。戦国末期,成田長泰・氏長の居城であったが1590年(天正18)豊臣秀吉の関東攻略により落城。同年8月徳川家康は深溝(ふこうず)松平家忠を利根川沿岸諸村1万石の地に配置した。家忠は伊奈熊蔵らの検地をうけた後,領地の経営にあたったが92年(文禄1)下総国上代(かじろ)に転じ,同年東条松平忠吉が10万石で入封し,成田氏旧臣などを加え家臣団を強化した。また95年利根川の流路変更の大工事を達成し,耕地の拡大に成功した。…

※「阿部正武」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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