阿頼度島(読み)あらいととう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「阿頼度島」の意味・わかりやすい解説

阿頼度島
あらいととう

千島列島北端にある無人の玄武岩質活火山島。標高2339メートル。二重式成層火山。ロシア名はアトラソワ島остров Атласова/ostrov Atlasova。美しい円錐(えんすい)形の山体をもつ阿頼度富士は、千島列島の最高峰で、航海の好目標となる。1790~1982年に8回の噴火記録がある。1933~1934年に東麓(とうろく)の海底噴火で武富(たけとみ)島(標高117メートル)が誕生し、本島に接続した。山腹から溶岩流も発生した。1981年の大爆発では、噴煙の高さ約12キロメートル、1000キロメートル先まで降灰をみた。

諏訪 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む