院使(読み)いんし

精選版 日本国語大辞典 「院使」の意味・読み・例文・類語

いん‐しヰン‥【院使】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寺院など、広く院と称されるところからの使者
    1. [初出の実例]「以件開田入宇治花厳院已訖。宜此状数割分、令上レ院使者」(出典:東南院文書‐延暦七年(788)三月四日・五百井女王家符案)
  3. 院の庁、女院の庁からの使者。
    1. [初出の実例]「院使行向、地頭打定牓示畢」(出典:吉田黙氏所蔵文書‐永万二年(1166)三月八日・後白河院庁下文案)
    2. 「院使とは、院家御使也」(出典:沙汰未練書(14C初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「院使」の読み・字形・画数・意味

【院使】いんし

元代、茶事を司る人。

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