陰地製鉄遺跡(読み)おんじせいてついせき

日本歴史地名大系 「陰地製鉄遺跡」の解説

陰地製鉄遺跡
おんじせいてついせき

[現在地名]横田町大谷 雨川

馬木まき川支流あめ川のほとり、雨川あめがわの小集落のある丘陵北斜面の穏地鉄穴おんじかんなにある。標高は三〇五メートル。出雲の鑪経営で著名な絲原家(絲原記念館)近くの上流側に位置する製鉄遺跡。昭和五七年(一九八二)横田町教育委員会によって発掘調査が行われた。遺跡は炉床・鉄穴洗場推定地・木炭窯跡・鉄穴切羽跡・水路跡、長さ三六〇メートルの鑪用水路跡とそのトンネルなどからなる。炉床は北に開いた小谷の台地上にあり、第一炉床から第四炉床まで発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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