陰湿(読み)インシツ

デジタル大辞泉 「陰湿」の意味・読み・例文・類語

いん‐しつ【陰湿】

[名・形動]暗くてじめじめしていること。陰気で晴れ晴れしないこと。また、そのさま。「陰湿土地」「陰湿ないたずら」
[類語]多湿湿潤低湿高湿

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精選版 日本国語大辞典 「陰湿」の意味・読み・例文・類語

いん‐しつ【陰湿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 日かげになってうす暗く、じめじめとしていること。陰気でしめっぽいさま。
    1. [初出の実例]「陰湿の『歎』の窓をしも」(出典:有明集(1908)〈蒲原有明〉痴夢)
    2. 「陰湿な歓びをさえ感じた」(出典:婉という女(1960)〈大原富枝〉三)
    3. [その他の文献]〔呉子‐応変〕

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