陰陽の神(読み)いんようのかみ

精選版 日本国語大辞典 「陰陽の神」の意味・読み・例文・類語

いんよう【陰陽】 の 神(かみ)

  1. 古事記」の国生みの神話に基づき、陰陽の道を伝えた伊邪那岐命伊邪那美命との二柱の神の称。
    1. [初出の実例]「伊とは伊弉冊(いざなみ)みこと、勢とは伊ざなぎのみこと也。此二神、陰陽の神として嫁を始めて好色の道と成事をいはんが為の物語也」(出典:冷泉家流伊勢物語抄(鎌倉中)春)
  2. 好色家の本尊とされた在原業平の称。
    1. [初出の実例]「本党真如の身をわけ、陰陽の神といはれしも、ただ業平の事ぞかし」(出典:光悦本謡曲・杜若(1464頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 業平 初出

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む