精選版 日本国語大辞典 「陰陽の神」の意味・読み・例文・類語 いんよう【陰陽】 の 神(かみ) ① 「古事記」の国生みの神話に基づき、陰陽の道を伝えた伊邪那岐命と伊邪那美命との二柱の神の称。[初出の実例]「伊とは伊弉冊(いざなみ)のみこと、勢とは伊ざなぎのみこと也。此二神、陰陽の神として嫁を始めて好色の道と成事をいはんが為の物語也」(出典:冷泉家流伊勢物語抄(鎌倉中)春)② 好色家の本尊とされた在原業平の称。[初出の実例]「本党真如の身をわけ、陰陽の神といはれしも、ただ業平の事ぞかし」(出典:光悦本謡曲・杜若(1464頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例