陳傅良(読み)ちんふりょう(その他表記)Chen Fu-liang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陳傅良」の意味・わかりやすい解説

陳傅良
ちんふりょう
Chen Fu-liang

[生]紹興7(1137)
[没]嘉泰3(1203)
中国,南宋学者文人。瑞安 (浙江省) の人。字,君挙。号,止斎。経学に詳しく,若い頃から文章家として著名。乾道年間の進士で,起居舎人,中書舎人兼侍読から宝謨閣待制に進んだ。著書には『左氏章旨』『詩解詁』のほか,詩文集『止斎文集』がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の陳傅良の言及

【事功学派】より

…中国,南宋時代,浙江省におこった学派。婺(む)州永康県の陳亮(ちんりよう),温州永嘉県の薛季宣(せつきせん)(1134‐73),陳傅良(ちんふりよう)(1137‐1203),葉適(しようてき∥ようてき)らがその代表的学者。その出身地にちなんで永康・永嘉学派ともいい,功利学派ともいう。…

※「陳傅良」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android