陽木(読み)ようぼく

精選版 日本国語大辞典 「陽木」の意味・読み・例文・類語

よう‐ぼくヤウ‥【陽木】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 春や夏に生え茂り、秋冬に落葉する木。桐などの類。一説に、山の南側に生える樹木。〔周礼地官山虞
  3. 沈香陰陽に配し、六国のうち伽羅(きゃら)を陽とするもの。異説もある。
    1. [初出の実例]「伽羅は陽木也。薬に入て用るに〈略〉伽羅は気をのぼする物也」(出典:随筆・貞丈雑記(1784頃)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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