隅に置けない(読み)スミニオケナイ

デジタル大辞泉 「隅に置けない」の意味・読み・例文・類語

すみけ◦ない

その人が意外に経験豊かであったり、才能知識などがあったりして、あなどれない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隅に置けない」の意味・読み・例文・類語

すみ【隅】 に= 置(お)けない[=置(お)かれぬ]

  1. 思いのほかに知識・才能・技量があって、油断できない。案外に世間を知っていてばかにできない。抜け目がない。
    1. [初出の実例]「おまへもすみにはおかれぬワイ」(出典:洒落本・広街一寸間遊(1778))
    2. 「昨夜と云ひさ、又今の見舞に出掛けた手際と云ひ、如何して隅へは置けません」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android