隋珠(読み)ずいしゅ

精選版 日本国語大辞典 「隋珠」の意味・読み・例文・類語

ずい‐しゅ【隋珠・随珠】

  1. 〘 名詞 〙 中国古代、隋の国宝であった珠。濮水(ぼくすい)の神蛇が献じたものという。転じて、天下至宝
    1. [初出の実例]「文士満筵。棲口者隋珠和璞」(出典本朝文粋(1060頃)一〇・梅近夜香多詩序〈橘正道〉)
    2. 「所謂隋珠を暗中に投ずるが如しと雖ども」(出典:明六雑誌‐一号(1874)洋字を以て国語を書するの論〈西周〉)
    3. [その他の文献]〔張衡‐西京賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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