随伴ガス(読み)ずいはんガス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「随伴ガス」の意味・わかりやすい解説

随伴ガス
ずいはんガス

ガス田ガス。原油の生産に伴って油井から同時に採取されるガス。液化天然ガス (LNG) として利用される構造性ガス田のガスと違い,天然ガス (メタン) やエタン以外に,プロパン,ブタンや天然ガス (NGL) の原料となるペンタンなどの重質分も比較的多く含むのが特徴。従来はほとんど利用されることがなかったが,最近では随伴ガスを原料として LNGや液化石油ガス (LPG) がつくられ,日本でも輸入している。エタン,NGLは石油化学の原料となる。

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