随喜渇仰(読み)ずいきかつごう

精選版 日本国語大辞典 「随喜渇仰」の意味・読み・例文・類語

ずいき‐かつごう‥カツガウ【随喜渇仰】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。心から喜び、厚く帰依し、信仰すること。
    1. [初出の実例]「諸人随喜渇仰(ズイキカツガウ)し」(出典雑談集(1305)九)
    2. 「従来僧侶でさへあれば善男善女に随喜渇仰(カツガウ)されて」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)

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四字熟語を知る辞典 「随喜渇仰」の解説

随喜渇仰

喜んで仏に帰依し、厚く信仰すること。

[活用] ―する。

[使用例] 従来僧侶でさえあれば善男善女随喜渇仰されて[島崎藤村*夜明け前|1932~35]

[解説] 仏教語で、「随喜」は喜んで仏に帰依すること、また、心からありがたくうれしいと思うこと。「渇仰」は渇すると水を思い、山に向かっては高きを仰ぐ、の意から厚く信仰すること。比喩的に、あるものに深く傾倒する意でも用いられることがあります。

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