随縁真如(読み)ずいえんしんにょ

精選版 日本国語大辞典 「随縁真如」の意味・読み・例文・類語

ずいえん‐しんにょ【随縁真如】

〘名〙 仏語真如は絶対不変であるが、さまざまの縁に応じて種々の差別相を生ずることをいう。真如における二つの相を説く、その一つ
※本覚讚釈(12C前)「真如有二義、一不変真如二随縁真如」
十訓抄(1252)三「実相無漏大海五塵六欲の風はふかねども、随縁真如の浪のたたぬ時なし」

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デジタル大辞泉 「随縁真如」の意味・読み・例文・類語

ずいえん‐しんにょ【随縁真如】

仏語。絶対不変である真如が、縁に応じて種々の現れ方をすること。→不変真如

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