(読み)イン

デジタル大辞泉 「隕」の意味・読み・例文・類語

いん【隕】[漢字項目]

[音]イン(ヰン)(呉)(漢) [訓]おちる おとす
空から地上に落ちる。「隕星隕石隕鉄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「隕」の読み・字形・画数・意味


13画

[字音] イン(ヰン)・ウン
[字訓] おちる

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は員(いん)。〔説文〕十四下に「高きより下(お)つるなり」という。員は圓(円)の初文で、円く転ずるものの意がある。は神梯の象で聖所。天より落つることを隕といい、その石をという。

[訓義]
1. おちる、おとす、うしなう、くずれる。
2. 天より落つるもの。、隕石。
3. 枯れおちる、死ぬ。

[古辞書の訓]
名義抄〕隕 オツ・ホロブ・ワヅラフ・クツガヘス

[語系]
隕・・殞hiunは同声。殞は死の婉曲語法として用いる。

[熟語]
隕越隕潰隕穫隕蹶隕失・隕星・隕石隕節隕絶隕喪隕霜・隕隕墜・隕隊隕涕・隕・隕隕斃隕没隕命隕落隕涙・隕零
[下接語]
栄隕・失隕・星隕・石隕・霜隕・隕・隕・沈隕・涕隕・葉隕

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android