隠事(読み)インジ

デジタル大辞泉 「隠事」の意味・読み・例文・類語

いん‐じ【隠事/陰事】

秘密にしておくべきこと。かくしごと。秘事

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隠事」の意味・読み・例文・類語

かくれ‐ごと【隠事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かくれんぼう(隠坊)
    1. [初出の実例]「かくれ事・鬼事・草履隠し・穴一・壁投等あり」(出典:諸国風俗問状答(19C前)淡路国風俗問状答)
  3. 人目につかないようにひそかに行なう物事。秘密の事柄
    1. [初出の実例]「何かかくれ事(ゴト)をしに行ったといふふうにみなされて」(出典:一と踊(1921)〈宇野浩二〉六)

かくろえ‐ごとかくろへ‥【隠事】

  1. 〘 名詞 〙 人に知られないようにしてする事。秘密。かくしごと。
    1. [初出の実例]「忍び給けるかくろへごとをさへ、語りつたへけむ、人の物言ひさがなさよ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

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