精選版 日本国語大辞典 「隠坊」の意味・読み・例文・類語
かくれん‐ぼう‥バウ【隠坊】
- 〘 名詞 〙
- ① 子供の遊びの一つ。数人が物陰に隠れ、鬼になった一人がそれを捜し出す。かくれあそび。かくれおに。かくれかじか。かくれかんじょう。かくれご。かくれごく。かくれごと。かくれんご。かくれんぼ。
- ② 人に会わないように隠れること。また、その人。
…真宗地帯に火葬が多いが,同じ真宗でも土葬のところも多く,真宗の教義に火葬を強制するものはない。火葬の管理人には三昧聖や隠坊(おんぼう)などとよばれる専業のものが当たるところと,葬式組や講員,隣人などがなるところとがある。火葬の普及にともなって,諸国の仏教霊場,高野山や善光寺などへ分骨,納骨が行われるようになった。…
…三昧(墓所)の庵室に居住し,火葬や埋葬,墓所の管理などにあたった俗聖。一般に墓守,御坊(おんぼう)(隠坊)などと称される。墓所が三昧とよばれるようになってからの呼称であろうが,文献上の初見は15世紀はじめに書かれた聖聡の《浄土三国仏祖伝集》で,〈薩生法眼,三昧義を立つ。…
※「隠坊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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