隠地(読み)オンチ

デジタル大辞泉 「隠地」の意味・読み・例文・類語

おん‐ち【隠地】

中世近世に、隠れて耕作し、検地を受けず、租税を免れた田畑隠田おんでんと隠し畑がある。

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精選版 日本国語大辞典 「隠地」の意味・読み・例文・類語

おん‐ち【隠地】

  1. 〘 名詞 〙 隠れて耕作し、検地をうけないため租税の対象にならなかった田畑。田を隠田(おんでん)、畑を隠し畑という。
    1. [初出の実例]「為御扶持、聞出隠地、可望申由、被仰付之処」(出典:大内氏掟書‐一四一条・延徳三年(1491)七月一九日)

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