精選版 日本国語大辞典 「隠居願」の意味・読み・例文・類語 いんきょ‐ねがい‥ねがひ【隠居願】 〘 名詞 〙 江戸時代、武士が主君に提出した隠居したい旨の願い。また、その書付。単に隠居の理由などだけでなく、惣領に家督を下しおかれたいとの家督願文言を書き加えることが必要とされた。[初出の実例]「変革之儀に付御書付〈略〉一退役願、隠居願、跡目願は、五日之内御下知可レ有レ之候」(出典:徳川禁令考‐前集・第四・巻三七・慶応四年(1868)二月一五日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例