隠岐アルカリ岩(読み)おきアルカリがん

最新 地学事典 「隠岐アルカリ岩」の解説

おきアルカリがん
隠岐アルカリ岩

Oki alkalic rock

島根県隠岐島後に分布する後期中新世~更新世に活動したアルカリ岩総称下位より,後期中新世に噴出したアルカリ岩系列の酸性岩からなる重栖おもす層,葛尾層,および鮮新世~更新世に噴出したアルカリ玄武岩が該当する。アルカリ玄武岩は粗面玄武岩で,放射年代に基づき5つの活動期に区分される。主に鮮新世に噴出したアルカリ玄武岩中に,スピネルレルゾライトなどのマントルかんらん岩のほか,多様な苦鉄質~超苦鉄質岩,および再溶融した中性~酸性岩が捕獲される。島後を広く覆う重栖層と葛尾層を構成する中性岩~酸性岩は,隠岐アルカリ火山岩類とも呼ばれる。小林ほか(1998)命名。Uchimizu(1966)による隠岐粗面岩-流紋岩類,同時期に活動したショショナイト,ミュージアライト,粗面安山岩からなる。隠岐島前では,島後よりわずかに早期にアルカリ岩系の酸性岩が活動を開始し,後期中新世の大山石英閃長岩,および大山火山噴出物(外輪山上部,焼火山火砕丘)を構成する。アルカリ玄武岩は,後期中新世の大山火山外輪山下部のほか,鮮新世末の宇受賀うづか玄武岩にみられる。参考文献千葉とき子ほか(2000) 1/5万図幅「浦郷」,地調,山内靖喜ほか(2009) 1/5万図幅「西郷」,産総研地質調査総合センター

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参照項目:アルカリ岩

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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