雀部真人(読み)さざきべの まひと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「雀部真人」の解説

雀部真人 さざきべの-まひと

?-? 奈良時代官吏
内膳(ないぜん)司の典膳。「続(しょく)日本紀」によれば,天平勝宝(てんぴょうしょうほう)3年(751),真人祖先継体・安閑両天皇につかえた大臣(おおきみ)巨勢男人(こせの-おひと)の実際の氏は雀部であるとして巨勢からの改名をねがいでてゆるされたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「雀部真人」の解説

雀部真人

生年生没年不詳
奈良時代官人。姓は朝臣。天平勝宝3(751)年2月,正六位下内膳司典膳のとき,次のように奏言した。「継体・安閑天皇の時代の大臣雀部朝臣男人は,同祖である巨勢の名をとり,治部省系譜に誤って巨勢男人大臣と記されているが,それを雀部大臣と改め名を長代に伝えたい」と。この願いは許された。

(館野和己)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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