雁回山(読み)がんかいざん

日本歴史地名大系 「雁回山」の解説

雁回山
がんかいざん

木原きはら山ともいう。標高三一四メートル。富合町・城南じようなん町・松橋まつばせ町・宇土うと市の四市町村の境域に横たわる低山地イノケラムス(二枚貝の一種)化石が発見され、中生代白亜紀の礫岩からなる山地である。山頂からの眺望は絶景で、「国誌」にも「四面一様ノ看ヲナス、仙居ノ地ニシテ、山中ノ午時水ハ大慈寺十景ノ一ナリ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android