雄谷家住宅(読み)おうやけじゆうたく

日本歴史地名大系 「雄谷家住宅」の解説

雄谷家住宅
おうやけじゆうたく

[現在地名]志賀町福野

福野ふくの集落のほぼ中央部にある。入母屋造・葦葺、江戸中期後半頃の農家建築で県指定文化財。同家は代々助太夫を名乗り、天正一〇年(一五八二)の福野村検地帳(雄谷文書)によるとすでに田一二町余・畑三段余を擁していた。近世初頭は十村役を勤め、元和二年(一六一六)の苦竹運上極(同文書)によれば福野村助太夫組として一六ヵ村があり、寛永九年(一六三二)の大念寺新村村立達状(小浜神社文書)に十村頭福野村助太夫の名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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