最新 地学事典 「雌阿寒火山」の解説
めあかんかざん
雌阿寒火山
Meakan volcano
気象庁の活火山名は雌阿寒岳で,阿寒カルデラ南西壁上にある活火山。1,042m峰・南岳・東岳・中マチネシリ・ポンマチネシリ・阿寒富士の山体からなる。中マチネシリでは1.4万年前にプリニー式噴火・火砕流噴出で径1.1kmの火口を形成,1万年前,6,000〜4,000年前にも火砕噴火が起こった。1万年前以降にポンマチネシリ(最高峰1,499m)で玄武岩溶岩,安山岩〜デイサイト溶岩が噴出。その南麓で2,500年前から1,000年前にかけて阿寒富士が生成し,玄武岩の溶岩と17層の降下スコリアを堆積させた。1,000年前にポンマチネシリでスコリア噴火後,700年前と400年前にポンマチネシリ山頂火口が形成。1955〜66年以降,88年,96年,98年,2006年,08年に水蒸気爆発。
執筆者:藤井 義雄・和田 恵治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

