普及版 字通 「雎」の読み・字形・画数・意味
雎
13画
[字訓] みさご
[字形] 形声
声符は且(しよ)。〔詩、周南、関雎〕「關關たる雎鳩」の〔伝〕に「王雎なり」とあって、みさごと解されているが、みさごは海辺の巌島に住む猛禽で、房中歌としての〔関雎〕の発想としてふさわしいものではない。雎鳩は、おそらくかもめのような川鳥であろう。この詩は原詩を改編したもので、原詩は祭事詩、雎鳩は鳥形霊としてその発想に用いられたものであろう。「參差(しんし)たる」は、原詩においては神前にそなえる水草であったと考えられる。
[訓義]
1. みさご、王雎。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕雎鳩 美佐古(みさご) 〔名義抄〕雎鳩 ミサゴ 〔立〕雎 ミサゴ・メミハタク
[熟語]
雎鳩▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報